石原伸晃が内閣官房参与に任命されたのはなぜ?給与はいくらなのか?

12月3日、政府は石原伸晃氏を「観光立国」を担当する内閣官房参与に任命することを発表しました。

岸田総理のこの人事に対して、世間では批難の声が集まっています。

石原伸晃氏といえば、先日の選挙で落選しており、国民が支持していないのにも関わらず、なぜ内閣官房参与に任命されたのか、疑問の声が上がっています。

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石原伸晃が内閣官房参与に任命されたのはなぜ?

表向きには、ポジションに適任であるから選任されたと説明されていました。

「(石原氏は)観光立国等の分野で総理に対して有益な情報提供やアドバイスを行う内閣官房参与として適任であると総理が判断されたものと承知をしております」

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/68c54948a640d0d8d875224ed018e565b5010dbe

実際のところはどうなのでしょうか?

適任と言える経験や能力があるから?

内閣官房参与は専門知識を生かして首相に情報提供や助言をするブレーンです。

石原伸晃氏のこれまでの経歴を見てみましょう。

略歴

1981年 日本テレビ記者
1990年 衆議院議員
1994年 自民党財政部会長
1996年 通産政務次官
2001年 行政改革・規制改革担当大臣
2003年 国土交通大臣
2005年 衆議院法務委員長
2006年 自民党幹事長代理
2007年 自民党政務調査会長
2010年 自民党幹事長
2012年 環境・原子力防災担当大臣
2016年 内閣府特命担当大臣(経済財政政策)

国土交通大臣を経験されていますので、全く不適任という事ではないのかもしれません。

しかし、国土交通大臣時代は、道路公団民営化話の時期だった印象が強く、観光のイメージはありませんし、他にも適任者がいるのではないでしょうか。

総裁選で岸田総理を支援したから起用された?

石原氏が任命された理由として、岸田総理の盟友の一人で、総裁選でも岸田総理を支援した事から起用されたのではないか?と言われています。

実際のところは分かりませんが、岸田総理が石原氏に対して恩義を感じていたのは確かでしょう。

岸田派の支持を集めるため?

岸田総理が政権を長期的に維持していくためには、自民党における支持者を増やしていく事が必要となります。

人脈や顔が効くという事で、石原氏が適任だったのでは?という意見があります。

確かに、石原氏を味方につければ、石原派を取り込む事もできるのでしょう。

人を動かす事ができるというのも能力の一つですし、政権維持に必要なのかもしれません。

しかし、石原氏の人脈は親の七光も見え隠れするだけに、本人の能力とは思えず、国民からの反発は免れないでしょう。

またこの理由だと、選挙のために石原氏を選任したという事になりますね。


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内閣官房参与の給与はいくらか

選挙で落選して失業した石原氏にとっては、新たな職を得られる事になりました。

給与はいくらになるのでしょうか?

内閣官房参与に人数制限はなく、通常は複数人いて、勤務一日につき26400円が支給されるようです

引用:Wikipedia

 

日給が2万6400円のようです。

月収、年収を考えてみます。

2万6,400円 ✕ 20日間 =52万8,000円

勤務人数は不明ですが、20日間出勤した場合は、月収は約52万円です。

52万8,000円 ✕ 12ヶ月 =633万6,000円

年間で考えると、約630万円となります。

大臣の報酬と考えると多くないのかもしれません。

しかし、選挙に落選した人に税金が給与として支払われる事に対して憤りを覚える人も多いのではないでしょうか。

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世間から批難、抗議の声が止まず

石原伸晃氏を起用する方針が報じられ、ネットでは憤りの声が集まりました。

Twitterでは、「#石原伸晃の内閣官房参与任命に抗議します」のハッシュタグをつけた投稿が、同日午後5時時点で4万6000件を超えています。

 

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おわりに

世間からは批難の声が集まっていますが、岸田総理はまたもや朝令暮改となるのでしょうか?

岸田総理の対応と石原氏の今後の活躍に注目したいと思います。